リゾバは人手不足だから気をつけろ!体験談でわかる現場の実態と対策
リゾートバイト(リゾバ)は、「観光+住み込み+仕事」の環境だから趣味を楽しみたい。ガチで貯金したい人に人気の仕事ですが、実際の現場は人手不足で回らないケースが見られます!

忙しくことはその分稼ぎやすいからお金が貯めるメリットがありますが、ほどほどにリフレッシュしながらリゾバを楽しみたい人は心配ですよね
実際に体験談でも「休みが取れない」「連勤続き」「急なシフト変更」など、思っていたより過酷な環境に戸惑う人も多いです。
この記事では、実際に働いた人たちのリアルな体験談をもとに、リゾバ現場で起きている人手不足の実態とその原因・対策をリゾバ未経験者さんに分かりやすく解説します。
観光需要がコロナ後に急回復して宿泊・観光の現場で慢性的な人手不足が続いています。

インバウンド海外の旅行客もたくさんいますよね!
たとえば帝国データバンクの最新調査では、旅館・ホテルの人手不足が深刻というデータがあります。
一方で、2025年度は労働力不足の影響がより表面化してくる可能性がある。帝国データバンクの調査では、旅館・ホテル業界の人手不足割合が、2025年1月時点で正規・非正規社員ともに5割を超えた。宿泊現場ではフロントや調理スタッフなどの確保が間に合わず、客室稼働率を制限するケースもあり、旺盛な需要を十分に取り込むことが難しいケースもみられる。
一方で訪日客は過去最高を更新し続け、観光の需要が先行。2024年は年間3,687万人、2025年は3月までに1,054万人と最速ペースで推移し現場の負荷は増しています。
リゾバは慢性的な人材不足な構造
リゾバの人手不足は、単に「人が少ない」ではなく「人材」として使える人が少なくなっている影響があります。
- 需要急拡大×供給の遅れ:
訪日客・国内観光の回復で仕事量は増える一方、採用・育成が追いつかない。 - 高い不足水準の持続:
旅館・ホテルでは正社員71.1%が不足(24年春の指標)。低下傾向でも他業種比で高止まり。 - 現場のオペ負担:
フロント・清掃・調理など少人数で多能工化を強いられ欠員時は教育負荷も
また、活況なインバウンド需要がみられるなかで「旅館・ホテル」も71.1%で深刻な人手不足がみられる。
まとめると、需要の伸び(インバウンド/国内)に供給(採用・育成・定着)が追いついていない状況ということです。このギャップが、リゾバ現場の連勤・急なシフト変更・残業増として表面化しています。
では実際のリゾバ現場はどうなのか?体験談から実態を紹介します。
求人では「未経験歓迎」「短期OK」と明るく見えるリゾートバイトですが、現場の実情は常に人手が足りない状態が続いています。

人手不足の影響はシフトの乱れ・長時間勤務・休みの取りづらさなど、働く人に直接跳ね返ってきています。
実際にリゾバで働いた人たちの体験談(一次情報)から人手不足がどのように現場に影響しているのかを紹介します。
連勤・残業で疲労がたまってきつい
人手不足で連勤が続いた時期があり、体力的にかなりきつかった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

シフトが急に変更されることが多く、予定が立てにくかったのが大変でした。繁忙期は人手不足で残業が増え、体力的にきつい時もありました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

特に繁忙期(夏・冬)は休む暇もないシフトの場合があります。
しかも1人の欠勤が出ると他のスタッフが穴埋めする必要があり、「1人が2人分働く」構造になっていることも。
急なシフト変更で予定が崩れてきつい
シフト変更が直前にあり、休みの予定をキャンセルしたのが辛かった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

繁忙期でお客様が多く連勤が続いたときは体力的にかなりきつかったです。特にお盆期間はほとんど休みが取れませんでした。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

シフトや休みが急に変更されることが多く、当日になって休みが潰れてしまうことも度々ありました。ただ、人手不足なので仕方ない部分もあると思いました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

スタッフが足りない現場では、急な欠勤やトラブルに対応するためシフト変更が日常的に発生します。
その結果、「休みが潰れる」「予定を立てにくい」といったストレスが発生。SNSや口コミサイトでも「シフトが安定しない」という声は多いです。
シフトの不安定さが不安材料の一つになっています。
欠員・離脱で現場が回らないからきつい
料理人の方、アルバイトの方が逃亡をしまして、調理スタッフが足りなくなり、急遽、調理経験がない人物を入れることになり盛り付け作業をしてもらったことがあります。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

同僚が無断欠勤して、急遽シフトを埋めることになった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

人手不足の現場では、一人が抜けるだけでシフト全体が崩壊することも。
結果、教育されていない新人を急遽投入したり、本来の業務以外を兼任するなどの混乱が生じます。
突発的な欠員対応が続くと残るスタッフのモチベーションが低下。さらに退職者が増える悪循環が発生することもあります。
観光シーズンは戦場だからきつい
真夏の沖縄で観光客が多く、ホテルの清掃業務がとても忙しく体力的に大変でした。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

お盆シーズンで観光客が集中し、接客と清掃業務で休む間もなかった。体力的に厳しかったが仲間に助けられた。ことになった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

特に夏の離島や温泉地などでは、観光ピーク=地獄の連勤期間。
多くのリゾバ経験者が「休憩が取れなかった」「1日中立ちっぱなし」と体験談に回答してくれました。ただし、仲間と助け合いながら乗り越えたことで「達成感があった」「チームワークが強まった」という声もありました。
楽しいだろうと思ってリゾバに行ったのに、行ってみたら人が全然足りてなくて思ったよりも忙しいとギャップを感じている人は多いです。

でも、なぜリゾバは人が集まらないのか疑問ですね!
体験談とデータの両方から人手不足の原因をわかりやすく整理してみました。
観光客が急に戻ってきたから
2024年の訪日外国人は 過去最多の3,687万人。一方、宿泊業では 5割以上が人手不足。
2024年の訪日観外国人の数は3687万人148人で過去最高だった。前年比では47.1%増。コロナ前の2019年は3188万2049人だったので、それを上回る結果だ。
観光需要が一気に戻ったのに、働き手の数は年々減少しています。
その結果、観光地では「お客さんは増えたのにスタッフが足りない」という状態が続いています。ホテルや旅館は少人数で多くの業務を回す必要があり、休みが取りづらい環境になりやすい。
リゾバは短期が基本だから
同僚が無断欠勤して、急遽シフトを埋めることになった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

真夏の沖縄で観光客が多く、ホテルの清掃業務がとても忙しく体力的に大変でした。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

リゾバは1〜3ヶ月の短期契約が多いため、仕事に慣れた頃にシーズンが終わって辞めることが多いです。また繁忙期から新しい未経験のアルバイトが補充されるので年中教育が大変。
さらに体力的にきつい・人間関係が合わないなどの理由で途中離脱する人もいます。そのたびに仕事を教え直す現場は、常にバタバタしています。
あまりにも不便な環境でリゾバはしたくないから
寮からスーパーが遠く、週末3本のバスで長旅をする必要があったから。その結果食事はかなり制限されストレスが強く出てしまった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

通勤が激坂こみで3kmをチャリンコで通わされたこと、派遣担当者から事前説明は特になかった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

リゾバの多くは、沖縄・長野・北海道などの観光地や離島。便利で働きやすい環境もあるけど通勤やコンビニやスーパーが遠いなどの生活の不便さから、都市部の人は応募をためらいがち。
交通費支給があっても、「移動が長くて疲れる」「買い物ができない」など、生活面の負担が原因で辞めてしまう人も少なくありません。
リゾバの仕事はハードモードだから
お盆期間はほとんど休みが取れませんでした。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

繁忙期はシフトがかなり詰まっており、1日中立ちっぱなしで体力的にきついと感じることが多かったです。特にお盆や年末年始は忙しく、休憩も短めだったので慣れるまで大変でした。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

求人では「寮費無料」「観光地で働ける」などの魅力が強調されますが、実際は連勤・残業・休憩が少ない現場も多いのが実情。
稼げるから忙しくてもOKと思っていても想像以上に忙しくてヘトヘトになるまで働く環境という声が多く、このギャップが離職を増やす原因にもなっています。
- 観光需要は増えているのに、働く人は足りない
- 短期契約と高い離職率で人が定着しない
- 地方・離島中心で通いにくい
- 想像以上に忙しく、教育体制も追いつかない
これらの理由でリゾバの人手不足は、業界全体で起きている慢性的な仕組みの問題です。
リゾバの現場が忙しいのは事実です。
でも、「人手不足=絶対にやめたほうがいい」わけではありません。実際リゾバは人気だし。体験談を見ても満足度の高い仕事だからです。


体験談回答者の70%がまたやりたいと言っているくらい人気の仕事です。
だからこそポイントを押さえて準備すれば、ちゃんと楽しみながら働くこともできます。ここでは、経験者の声とあわせてリゾバ選びで失敗しないためのコツを紹介します。
求人情報を求人票だけで選ばない
寮からスーパーが遠く、週末3本のバスで長旅をする必要があったから。その結果食事はかなり制限されストレスが強く出てしまった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

担当者の対応が丁寧で、事前に寮の写真や職場の雰囲気を教えてくれたので安心して応募できました。
出典:リゾートバイト調査「使ったサイト」「口コミ」編【生データ】

求人サイト求人票は、みんなに応募してほしいので「寮費無料」「食事付き」などのいい条件がピックアップされているのでそれだけで決めるのは危険。

寮の環境・周辺の買い物事情などで休日の過ごし方は全然違います。
リゾバを募集している時期は繁忙期と心得る
繁忙期でお客様が多く連勤が続いたときは体力的にかなりきつかったです。特にお盆期間はほとんど休みが取れませんでした。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

シフトや休みが急に変更されることが多く、当日になって休みが潰れてしまうことも度々ありました。ただ、人手不足なので仕方ない部分もあると思いました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

そもそもリゾート地は慢性的な人手不足です。それを解消するために企業・旅館側は高いコストを使って人材募集しています。
つまり、リゾバに行ったらほぼ100%忙しいということ。
繁忙期(お盆・年末年始・GW)は、観光地が最も混み合う時期。この期間に「週2休み」などは期待しすぎない方がいいです。ただし、忙しい分しっかり稼げるというメリットがあります。
リゾバサイトは信頼できる大手が無難
求人数が多く希望に合う案件が見つけやすかったです。それに担当者さんがLINEで丁寧に対応してくれて不安な点もすぐに解消できました。
出典:リゾートバイト調査「使ったサイト」「口コミ」編【生データ】

担当者の方がとても丁寧で、希望条件に合う案件をすぐに紹介してくれました。電話やLINEでの連絡もスムーズで安心して進められました。
出典:リゾートバイト調査「使ったサイト」「口コミ」編【生データ】

リゾバは派遣会社によって対応がかなり違います。レスポンスが遅い、現場情報が曖昧…そんな会社を選ぶと後悔することも。
特に初めての人は、サポートの手厚さ=安心感です。

実体験レポートで一番人気だったのは「リゾバ.com」さんでした。
人手不足前提で体力・メンタルを整える
体力勝負だったので体を鍛えておく必要があるなと思いました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

仕事以外ほぼ自由なので、大変なことあっても遊んでた感覚。体力仕事かも。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

体験談を見てもほとんどの方が、忙しかった・きつかったと言っているので逆に体力をつけておけば乗り越えられるということ
人手不足の現場では、自分のペースで働けない日もあります。だからこそ、「どう乗り切るか」の心構えが大事です。体力・マインドを整えて乗り越えましょう!
トラブルが起きたら我慢せず相談する
大きなトラブルはありませんでした。細かい仕事のミスは先輩社員にすぐに相談して解決しました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

周りにもたくさんリゾバのスタッフがいたので、悩みなどすぐ相談できる環境でした。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

トラブルが起きても「自分だけで解決しよう」と抱え込むのはNG。派遣会社や施設の責任者に早めに相談すれば、問題もすぐに解決するはずです。
忙しいときも配置換えや勤務調整で対応してもらえることもあります。
人手不足でもリゾバは楽しめる
リゾバは、どこも人手が足りません。
でも、「貯金もできて、最高の思い出になった!」という人もたくさんいます。
大事なのは、
- 情報をしっかり調べる
- 無理をしない
- 困ったら相談する
この3つ。
忙しい現場でも、自分のペースを守りながら仲間と協力して働くことができれば、リゾバは人生の貴重な経験になります。
リゾバの現場が人手不足なのは、もはや業界全体の課題です。
観光需要が急回復する一方で、短期契約・離職率の高さ・地方偏在などが重なり、「人が集まらない・続かない」構造ができてしまっています。
でも、そのことを知って準備をすれば、「働きながら貯金もできて、人生経験にもなる」そんなポジティブな働き方に変えることができます。
石垣島でのリゾバは大変でしたが、今振り返ると人生の中で貴重な経験になりました。普段の生活では出会えない様々な人たちと一緒に暮らし働いたことで、自分の視野が広がったと思います。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

リゾバは大変だけど貴重な経験になったなと今では思っている。何より、短期間で集中して稼げるし、普段出会えない人とも交流できる。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】
ただ、慣れない場所にずっといるので想像以上に体力を使うので、やる前に体調管理や目的をはっきりさせておくことをおすすめするし、私は学生の若いうちにやっておけてよかったなと思っている。

仕事は体力的にきつい場面もありますが、全国から来た仲間と一緒に働けるのは刺激的で、普段では得られない経験や人とのつながりができる点は大きな魅力だと思いました。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

上記のように終わってみればポジティブな感想が多いです。
特に大事なのはこの3つ。
- 求人の裏側までイメージして調べて納得して行く
- 体力・メンタルの準備をして無理をしない
- 困ったときは早めに相談する
実際、体験談にも「きつかったけど行ってよかった」「仲間に救われた」といった声が多くありました。つまりリゾバは、人手不足という現実を理解して臨めば、働きながら成長できるチャンスの場ということです。


