リゾートバイト実態調査レポート|30名の体験談でわかった!リゾバの実態
クラウドワークス上で実施したリゾバ経験者30名(N=30)のアンケート結果をもとに構成した完全一次情報レポートです。他サイトの転載や生成ではなく実際にリゾートバイトの現場で働いた人の声・数字だけを根拠に作成しています。

根拠となる数字や体験談は生データを出典で掲載しているのでご覧いただけます。
今では多くのリゾートバイト情報サイトが存在しますが、その多くが体験談の引用元が不明確だったり、口コミを創作してしまっていることがあります。
本記事では、そうした曖昧さを徹底的に排除し一次データだけで作成しています。
- 回答者数:30名
- 性別:男性13名(43.3%)/女性17名(56.7%)
- 年齢層:17歳〜40歳(中央値22歳)
- 職業区分(再分類済み)
- 学生(高校生含む)…17名(56.7%)
- フリーター…7名(23.3%)
- 会社員(料理人・介護職・コンシェルジュ含む)…6名(20.0%)
- 調査形式:タスク型アンケート(自由記述+定量回答)
- 調査期間:2025年9月実施
本レポートを通じて見えてきたのは、「リゾバは楽しい」だけでは語れない二面性があるということ。
データ上では、約半数がトラブルを経験し、6割以上が「きつかった」と回答しています。でも同時に、7割が「もう一度やりたい」と答えていてポジティブな印象を持っている点が特徴的でした。

リゾバは、忙しくて仕事は大変だけど。経験として成長や達成感を得られる仕事だということです。
お金も貯まる・人も成長する良い面だけではなく寮や職場環境・人間関係が悪い・貯金ができないと「きつかった」だけで終わってしまうという実態もあります。
これからリゾバを検討する人は、SNSやリゾバの求人票だけでは見えにくい「現場の温度感」まで掴むことが重要。
どうせリゾバをするなら、楽しく仕事をして貯金できたらいいに決まっています!
本レポート記事がそのリアルを知ってリゾバが楽しく終わるきっかけになると嬉しいです。
今回のレポートは、従来のリゾバ記事と明確に異なる点が3つあります。
- 口コミ生成ゼロ
- すべてクラウドワークスで収集した経験者の生データだけ掲載
- 属性ごとの傾向を明示
- 年齢・職業・シーズン・貯金額・トラブル有無をクロス分析
- 体験談の一次情報化
- 各トピックに実際の声を添えて「数字の裏にある理由」を見える化
リゾバに参加する人は「学生の短期バイト」というイメージを持つ方も多いですが実際のデータを見ると学生だけでなく会社員やフリーター専門職の参加も見られました。

大学生だけではなく、会社員の方も参加していることがわかりましたよ!
「どんな人がリゾバをしていたのか」イメージが湧くと思うので30名のデータをもとに、性別・年齢・職業など回答者のプロフィールを紹介します。
性別・年齢分布

30名のうち、女性が17名(56.7%)・男性が13名(43.3%)とやや女性が多い構成でした。

年齢層は最年少17歳(高校生)から、最年長40歳(フリーター)まで幅広く、中央値は22歳。平均が24歳でした。
このグラフから実際のリゾバ現場は学生・若年層が中心だけど30代以上の社会人も混ざっている環境だということがわかります。
職業分布
| 区分 | リゾバ時の職業 | 人数 |
|---|---|---|
| 学生 | 「大学生」17名/「高校生」1名 | 18名 |
| フリーター | 「フリーター」7名 | 7名 |
| 会社員 | 「会社員」3名+「料理人」「介護職」「コンシェルジュ」各1名 | 5名 |
| 合計 | ― | 30名 |
職業別に見る参加背景がわかる体験談を紹介します。
学生層の口コミ
大学の夏休みを利用して2ヶ月間、長野県の温泉旅館で働きました。初めての住み込み生活で最初は緊張しましたが同年代のスタッフが多くすぐに打ち解けられました。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

私はもともとスノーボードが好きで経験も豊富だったので、雪山でのリゾートバイトを選びました。大学3年生の冬休みを利用して、お金を貯める目的で1ヶ月間取り組みました。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

学生層は、夏休み・冬休みの長期休暇を活用し、「貯金」または「体験」を目的に参加している傾向が確認できます。
フリーター層の口コミ
リゾート地ということで開放的で特別な気分になる。周りに知り合いがいない上に短期なので、もし何か気まずくなったりしても気持ちの切り替えがしやすい。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

基本的には他のアルバイトと変わりませんが、ずっと非日常な感じです。私の場合は大きいホテルを希望していましたが、合宿に使われる小さいホテルに配属になりました。結果的に合っていたので良かったですが、長期間同じ人と過ごすことになるので、小さいホテルだと、合っていないと苦痛かもしれません。私自身は、そこで出会った社会人のみなさんから学ぶことが多かったです。様々な働き方があると感じました。ひと夏過ごすだけでも得られる経験は大きいと思います。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

19才から20才頃にかけて合計で4ヶ所でリゾバを経験しました。若い頃に色々な場所で働けたことは自分の財産になっています。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

フリーター層では、貯金や生活リズムのリセット、気分転換目的の参加が中心でした。
勤務期間は長期化傾向(6〜13ヶ月)も見られます。
会社員層の口コミ
リゾバは、ある程度自由行動ができるというのが利点ですが、自由行動ができる分、付き合う人は選ぶ必要があり、私の場合、ギャンブル好きの人に絡まれそうになったこともあり、お金を貸してくれと言われたこともあります。
35歳・料理人として参加。夏休みシーズン。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

人手不足で連勤が続いた時期があり、体力的にかなりきつかった。ただ、乗り越えた後の達成感は大きかった。
38歳で介護職として参加。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

周りにもたくさんリゾバのスタッフがいたので、悩みなどすぐ相談できる環境でした。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

会社員層は、「環境を変えたい」「新しい経験を積みたい」といった意図が強く、専門職としての経験を活かしながら副業として参加の方がいました。
この30名のサンプルを見ると、リゾートバイトの実態は「学生だけの世界」ではなく、10代から40代まで幅広い層が交わる社会的な混在環境であることがわかります。
リゾートバイトを選んだ理由もヒヤリング済みです。
回答の中には、生活・経験・人との出会いなどさまざまな目的が見えました。ここでは30名の一次データから、参加動機を実際の記述ベースで分類してリゾバを選んだ理由の傾向を分析していきます。

| 主な目的 | 該当者数 | 主なキーワード(原文より) |
|---|---|---|
| 貯金したい | 17名 | 「貯金」「生活費」「お金を貯めたい」「まかない」「出費を抑えたい」 |
| 経験・体験を楽しみたい | 10名 | 「観光を楽しみたい」「社会勉強」「スキー・海など趣味」「社会人になる前に」 |
| 仲間・出会い | 2名 | 「仲間との出会い」「人と関わりたい」「同年代」「友達づくり」 |
| その他(リゾバが楽しそうだったなど) | 1名 | 「リゾバが楽しそうだった」「気分転換」 |
貯金目的
最も多く見られたのは「貯金をしたい」という目的。
実際の記述では、「まかない」「寮費無料」「外出を控える」など、生活コストを抑えることで貯金を実現している様子が多く見られます。
休日の外出を控えて、寮の食事を活用することで出費を抑えました
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

寮費・光熱費が無料or格安なので、出費はほぼ食費と交際費だけです。コンビニや飲み会に行きすぎないようにし、現金ではなく貯金額をアプリで可視化するのがモチベーション維持に効果的でした。
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

高原リゾートで周りにお店がなかったので、使うところが無かった
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

休みの日もできるだけ外出を控えて、食事は寮のまかない中心。交通費や光熱費がかからない分、意識すれば貯めやすい。
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

実態調査の体験談を見ると、貯金重視の人ほど「寮食事付き」「観光地以外」「繁忙期」を選んでいる傾向があります。単に「時給が高い」よりも、「使わずに済む環境」を重視する人が多く、支出を抑える=貯金を増やすという現実的な行動が特徴的でした。
経験・体験が目的
2番目に多かったのは、「経験をしたい」「観光を楽しみたい」「趣味を活かしたい」といった動機。お金よりも思い出・経験を目的にしている層です。
スノボが趣味とか趣味に沿ったリゾバを選ぶことが一番だと思う!
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

仲居として働いていました。お客様のお出迎えやお部屋へのご案内、食事の配膳などを担当しました。着物を着ての接客は初めてでしたが、丁寧な所作を学べてとても良い経験になりました。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

私はもともとスノーボードが好きで経験も豊富だったので、雪山でのリゾートバイトを選びました。
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

この層は稼ぐよりも体験や体験を重視している人が多かったです。
多くが学生で、社会人になる前に経験したい。趣味を生かした仕事をしてみたい。と思っていることが多い傾向。体力的があっても人との関わりや新しい環境を前向きに楽しんでいた口コミが多かったです。
仲間との出会いが目的
少数派ながら、リゾバを「人との出会い」や「仲間づくり」の場と捉える人もいました。この層では、恋愛よりも友情や人間関係を重視している傾向でした。
リゾバ先では色々な出会いがあります。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】
始めるまではすごく勇気が必要だったけど、えいっ!って応募してみたら案外なんとかなりました。若い頃に色々な場所で色々な立場の人と出会い、働けたことは自分の財産になってます。

キャンプ場での住み込みする夏休みはとっても良い経験だった。みんなでご飯を食べて(作ってくれる人は毎年来ていた人で、とっても美味しいご飯を大量に毎日出してくれた)、畑の野菜を丸齧りしたり、キャンプ場のイベント(キャンプファイヤーや、お化け屋敷)も手伝ったり社会人になったらできない、貴重な経験。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

金銭的目的よりも「人との関係性」を軸に動く人たちは、短期間でも密な関係を築きやすい。非日常的な共同生活という環境が、通常のアルバイトよりも距離を縮める要素だと考えられます。
体験談30件から見ると、リゾバをしたい主な動機はお金・経験・人間関係の三本柱。
中でも「貯金目的」が最も多く、半数以上が「お金を使わない環境を活かして貯めた」と具体的に体験談で回答してくれました。
リゾートバイトは恋愛が生まれやすい。恋愛しやすいと言われることがあります。実際にどのくらいの人が恋愛を経験しているのかヒヤリングしました。

- 恋愛経験あり:12名
- 恋愛経験なし:18名
恋愛をした人としなかった人4:6の結果になりました。

さっきの見出しのリゾバの目的では「恋愛」が目的という人はいなかったですが結局多数の方が恋愛している結果でした
それはつまり、恋愛しやすい環境ということでしょうか?口コミを見ていきましょう。
恋愛経験が「あり」の人の体験談
恋愛経験が「ある」と答えた人たちは、ほとんどが共同生活や職場での距離の近さや非日常の雰囲気を理由に挙げています。
同じ寮で生活していると自然と距離が縮まるし、非日常の環境で開放的な気持ちになりやすい
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

同じ寮に住んでいた同年代のスタッフと仲良くなり、休日に一緒に海へ行ったり食事を重ねるうちに自然と気持ちが近づきました。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

同じ旅館で働いていた同年代のスタッフと仲良くなり休日に観光に出かけるうちに恋愛に発展しました。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

同じ部署で働いていた人と仲良くなり、休日にスキーを教えてもらううちに自然と距離が縮まりました。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

リゾバ恋愛をしていた人からわかること
- 同じ寮・職場での生活(毎日顔を合わせる)
- 同年代が多い環境(大学生・短期スタッフ中心)
- 休日を一緒に過ごす時間の存在
恋愛のきっかけは「休憩中の会話」「休日の観光」「仕事中の協力」が中心で、特別な出会いの場ではなくリゾバでの日常の中の積み重ねから生まれているようです。
恋愛経験が「なし」の人の体験談
一方で、恋愛に発展しなかった人たちの多くが「仕事で忙しかった」「恋愛どころではなかった」と回答しています。
恋愛どころではない環境だったのでそうしたことを考えたことはないです。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

私はリゾートバイトに恋愛を求めていなかったので、自分の恋愛エピソードはありません。一緒にリゾートバイトに取り組んだ友人は、恋人を見つけるのをバイトの目的の1つにしていたため、気になる女性に積極的にアプローチしていました。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

残念ながら何もありませんでした
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

後から来たバイトの人にアプローチされましたが、恋愛関係になってもリゾバ期間だけで終わるだろうなと思い、相手にしませんでした。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

リゾバ恋愛がなかった人たちは、
- 短期(1ヶ月以内)の勤務者が多い
- 勤務環境が厳しい(繁忙期・体力仕事)
- 恋愛にそもそも興味がない
といった特徴がありました。リゾバ自体の忙しさや滞在期間が恋愛の発生率に大きく影響していると考えられます。そもそも恋愛をしたくない人もいますよね。
リゾバ恋愛の注意点
リゾバ経験者さんからは、リゾバ恋愛についての注意喚起もありました。
注意点は、恋愛をすることで職場の雰囲気に支障が出ないように気を付けてください。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

狭いコミュニティなので噂が広まりやすく、相手への配慮や距離感を大切にするのも注意点です。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

無理に狙うより、まずは仕事をしっかりこなすこと。信頼されると自然と距離が縮まる。恋愛目的だけで来ると浮くので注意。
出典:リゾートバイト調査 恋愛・出会い 編【生データ】

明らかに女の子目当ての人がいました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

リゾバでも恋愛は自然に生まれるケースが多くあまりにガツガツ行くと周りからいい印象を持たれない可能性があります。
リゾバは閉鎖的な環境のことが多いので、リゾバ恋愛は自由だけど慎重に行った方がいいと思う人が多かったです。
リゾートバイト(リゾバ)は住み込み寮だし、まかないで食費が浮くので貯金しやすい環境です。
ただし、同じリゾバでも貯金額は0円から70万円までと大きな差がありました。もちろん働く期間によって溜まる額は変化するものの「短期間で大きく貯金できた人」もいれば、「飲み会や観光で長期間働いても貯金0円だった人」もいます。

せっかくリゾバに行くならがっつり貯金したい!そんな方は続きを読んでください。

本調査では、貯金できた方は24人でした。

貯金できたと回答した方の貯金額
- 平均値:約24万円
- 中央値:20万円
ばらつきはあるものの貯金額と仕事をした期間には相関がありました。

赤い線から上にプロット「×」されている人が貯金できていた方で赤い線より下のプロットの人は貯金がうまくできなかった方です。
貯金できた人とできなかった人の体験談を掲載します。
貯金できた人の声
アパート代は無料、勤務日はお昼と夜でお弁当が出ていたので、普通に生活していたら月10万程度は貯金できました。
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

お金を使わないようにしました。というか、休みは少なく1日の勤務時間が長かったので使う暇がなかった、という方が正しいかもです。
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

繁華街に遊びに行くとお金を使っちゃうんで遊びに行かず、寮で待機しているとお金はたまります。
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

貯金できなかった人の声
期間:7ヶ月 貯金できなかったと回答
飲みに行く回数を減らしたりするべきでした。次の日が休みのときは必ず飲みに出ていました。終電がないため何軒もはしごした結果貯金はできませんでした。
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

期間:2ヶ月 貯金できなかったと回答
計画性を持つ。ほとんどその場で飲食に使ってしまったから貯金できなかった
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

30名の体験談を分析すると、貯金額を大きく左右したのは環境と行動パターン。
観光地の中心や繁華街エリアで働いた人は、誘惑が多く飲み会や遊びで支出がかさむ傾向にありました。使わない工夫を意識できるかどうかが明暗を分けています。
リゾバでお金を貯めるコツは、使わない環境を選ぶことが重要です。
リゾートバイトでは寮の住みやすさが満足度を大きく左右します。どんなに職場が良くても、寝泊まりする環境が劣悪だと長期滞在は難しいですよね?
寮が快適だったという意見は多数だったものの「廃墟のようだった」「部屋の埃がすごかった」といった不満もありました。
体験者30名の回答から見えたリゾバ寮の実態をまとめます。

求人によりますが、一人部屋の割合が高かったです。
寮生活は「運」の要素が高いですが、事前に求人票や担当者さんに聞くことで寮トラブルを避けられます。経験者さんの寮生活の口コミを見ていきましょう。
快適だった体験者の声
寮は築年数は少し経っていましたが、掃除が行き届いていて清潔感がありました。トイレとお風呂は共同でしたが、利用時間が分かれていたのでストレスなく使えました。窓から見える山の景色がとても癒しでした。(長野県の温泉旅館)
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

古い建物でしたが掃除が行き届いていて清潔感がありました。お風呂とトイレは共同でしたが不便はあまり感じませんでした。(長野県の温泉旅館)
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

単身者用の1Rアパート(約20平米、ミニキッチン、ユニットバス付)。勤務地の敷地内にあり、建てられたばかりで綺麗でした
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

個人寮で自室の中にお手洗いとかお風呂があるタイプでアパートでした。駅から近い、三宮の駅に近いというのと、職場に直行するバスがある環境でした。
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

掃除の有無と綺麗さが快適さの大きな指標になっていました。また、「1人部屋」や「トイレ・風呂付き」の寮の方は総じていい口コミでした。
不満の多かった環境の経験者の声
一方で、「寮の環境に不満があった」と答えた人も少なくありません。不満の中心は、設備の古さ・衛生面・共同生活のトラブル。
廃墟並みに汚い。まどがない。部屋は男女一緒で何部屋かある感じだった。お風呂はちょろちょろっとしか水が出ない。(長野県のスキー場)
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

四畳半のキッチンなし、ベッドフレームと冷蔵庫があるお部屋でした。キッチンや洗濯機は共同でしたが、あまり綺麗ではなかったです。
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

仕事をほとんどせず、文句ばかり言っている人がいました。寮でもルールを守らず騒いで迷惑をかけることが多く、他の人から浮いていました。こうした人はごく一部ですが、共同生活では目立ってしまいます。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

1Rマンション 真冬暖房なし 冷蔵庫電子レンジなし
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

衛生面・設備面・立地の3要素が重なると、生活ストレスが急上昇していることが分かります。
特に差が出やすいのは以下の3点です。
- 寮の清掃状態と築年数(古くても清掃されていれば満足度は高い)
- プライベートの確保度(1人部屋は安定した好評価)
- 共同生活のトラブル回避(一緒に暮らす相手が重要)
寮環境は事前に確認してリゾバに行きましょう。
リゾートバイトでは、労働環境・人間関係・生活環境などでトラブルが発生しやすいです。
今回の調査(N=30)では、「トラブルがあった」と回答した人は14名(46.7%)。つまり、2人に1人以上が何らかの問題に遭遇しているという結果でした。
| トラブルの種類 | 該当件数 | 主な事例(原文) |
|---|---|---|
| シフト・勤務体制 | 4件 | 「シフトの連絡が急に変更された」「休みが潰れた」 |
| 人間関係・職場環境 | 4件 | 「愚痴をこぼす人」「勤務態度が悪い人がいた」 |
| 寮・生活環境 | 3件 | 「暖房がなかった」「Wi-Fiが弱かった」「お風呂が不便だった」 |
| 無断欠勤・人手不足 | 2件 | 「同僚が逃亡した」「欠勤でシフトを埋めた」 |
| 顧客・仕事上のトラブル | 1件 | 「お客様から言いがかりがあり話し合いになった」 |
リゾバでのトラブル体験談
シフト・勤務体制トラブル
シフトの連絡が急に変更されることが多く、予定が立てづらかったです。責任者に相談したら改善されましたが、最初は戸惑いました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

シフトや休みが急に変更されることが多く、当日になって休みが潰れてしまうことも度々ありました。ただ、人手不足なので仕方ない部分もあると思いました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

シフトが急に変更されることが多く、予定が立てにくかったのが大変でした。繁忙期は人手不足で残業が増え、体力的にきつい時もありました。大きなトラブルはありませんでしたが、柔軟に対応する姿勢が必要だと感じました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

シフト変更が直前にあり、休みの予定をキャンセルしたのが辛かった。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

シフト関連の問題は、繁忙期や天候による業務変動に起因していました。夏休み・お盆などの時期は観光客が集中するため、予定の変更が避けられない現場も多いようです。ただ一方で「相談したら改善された」(まいこさん)という声もあるので派遣先や上司にきちんと伝えることで改善が可能なことも。
人間関係・職場のトラブル
すぐに愚痴をこぼし、他人の悪口ばかり言う人がいて雰囲気を悪くしていた。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

仕事を真面目にしない人や遅刻を繰り返す人は周りから浮いていました。中には恋愛トラブルを起こす人もいました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

勤務態度が悪く、仕事をサボってばかりいる人。周りの負担が増えて嫌われていた。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

リゾバのスペシャリストみたいな人がいて、取り仕切っていました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

人間関係の問題は、短期間・多人数・共同生活という環境特性によって発生しやすくなります。派遣経験の長いベテラン層が新入りいびりをしたり、価値観の違いから衝突するトラブルがあるようです。環境よりも人の組み合わせや職場文化が影響していると考えられます。
寮・生活環境トラブル
寮のWi-Fiが弱くてなかなか繋がらず不便に感じました。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

人数に対して数が足りなく不便に感じることもありました
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

真冬暖房なし 冷蔵庫電子レンジなし
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

寮の環境に関するトラブルは事前確認が重要。特にWi-Fi・冷暖房・トイレの共有状況は、生活の満足度を大きく左右する要素。
無断欠勤・人手不足トラブル
料理人の方、アルバイトの方が逃亡をしまして、調理スタッフが足りなくなり、急遽、調理経験がない人物を入れることになり盛り付け作業をしてもらったことがあります。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

同僚が無断欠勤して、急遽シフトを埋めることになった。責任感のある人と組めるかどうかで働きやすさが変わる。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

短期・派遣形態のため、途中離脱や無断欠勤が起きやすい状況ではあります。繁忙期は、一人抜けるだけで現場全体に大きな負担が。
顧客・仕事上のトラブル
お客様からの言いがかりがあり、金銭が無くなったことでみんなで話し合いました
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

宿泊・観光業においては、接客トラブルは避けられないリスクです。マニュアル等を確認し自分が加害者にならないようにしましょう。
リゾバ経験者に「リゾバもう一度やりたい?」の質問をした結果。30名中、21名(70.0%)が「もう一度リゾバをやりたい」と回答。「やりたくない」と答えたのは9名(30.0%)でした。

| 区分 | 該当者数 | 割合 | 主な傾向 |
|---|---|---|---|
| もう一度やりたい | 21人 | 70.0% | 仲間・達成感・経験重視型。非日常を楽しめた人が多い。 |
| やりたくない | 9人 | 30.0% | 生活環境や人間関係、体力面の負担を感じた人が中心。 |
「もう一度やりたい」と答えた人の声
リゾバは体力的にきつい面もあったが、仲間と協力して乗り越えた経験は今でも財産。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

貯金もでき、働きながらリフレッシュできた貴重な経験。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

全国から集まった同世代の仲間と一生モノの思い出が作れ、社会人になる前に人間的に大きく成長できました。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

普段の生活では出会えない人たちと関われる貴重な経験でした
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

リゾバは大変なこともありましたが、普段できない体験ができ、出会いも多く、自分を成長させてくれる環境でした。短期間で集中して働けるのでお金も貯まりやすく、旅行気分も味わえるのが魅力です。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

もう一度やりたい派に共通していたのは、大変だったけれど成長・達成感・出会いがあった」というポジティブな要素。
とくに大学生・フリーター層では、
- 同年代の仲間と出会えた
- 普段できない経験ができた
- お金を貯めながら楽しめた
という点が高く評価されていました。
一方、社会人層(会社員・介護職など)は、仕事をやりきった満足感や日常から離れてリフレッシュできたといった意見が中心でした。
「もう一度やりたくない」と答えた人の声
虫がすごい!ハエとかブンブン飛んでる中でご飯食べたりしてた
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

1人部屋ですごせることはほとんどないため、共同生活が苦な人、時間の決まりがあることが苦痛な人は向いていないように感じました。
出典:リゾートバイト調査 体験談 編 【生データ】

廃墟並みに汚い。まどがない。部屋は男女一緒で何部屋かある感じだった。お風呂はちょろちょろっとしか水が出ない。(長野県のスキー場)
出典:リゾートバイト調査 住み込み寮 編【生データ】

繁忙期はシフトがかなり詰まっており、1日中立ちっぱなしで体力的にきついと感じることが多かったです。
出典:リゾートバイト調査 トラブル 編 【生データ】

飲みに行く回数を減らしたりするべきでした。次の日が休みのときは必ず飲みに出ていました。終電がないため何軒もはしごした結果貯金はできませんでした。
出典:リゾートバイト調査 貯金 編 【生データ】

もう一度やりたくない派も楽しかった・いい思い出とは回答しているものの共通していたのは、「体力的・環境的な厳しさ」や「想像とのギャップ」。
特に多かったのは、
- 寮や設備が古く、生活が不便
- 人手不足や連勤による過労
- 自然環境(虫・気候・立地)へのストレス
また、短期での参加や「貯金目的で始めたが思ったより稼げなかった」など、目的と実際の成果が一致しなかったケースでは満足度が低い傾向が見られました。
30名のリゾバ経験者の声を分析すると華やかなイメージと厳しい現実の両方が存在していることが分かりました。リゾバは「楽しいだけの仕事」でも「過酷な労働」でもなく多くの人にとって現実的な挑戦と成長の機会となっていました。

リゾバには「非日常」「出会い」「貯金」といった魅力がありますが、同時に「人間関係」「シフト」「寮環境」などが大変です。
| 分析項目 | 主な理由 |
|---|---|
| トラブル経験率 | 14/30(46.7%)が何らかのトラブルを経験。シフト変更と人間関係が多かった。 |
| 再挑戦意欲 | 21/30(70.0%)が「もう一度やりたい」と回答。多くがポジティブに終了。 |
| 職業別傾向 | 大学生が最多(17人)。次いでフリーター、会社員。高校生は1人のみ。 |
| 年齢層 | 20代前半が全体の6割。体力と柔軟性で満足度が高い。 |
| 主な満足要因 | 仲間との出会い・達成感・貯金・非日常体験。 |
| 主な不満要因 | 体力的な負担・設備不備・勤務シフトの乱れ・価値観の違い。 |
リゾバに満足した人と不満を感じた人の違いは、「職場運」や「仕事内容」ではなく、準備と環境のマッチングにありました。
- 寮や勤務内容を事前に細かく確認している
- 目的を明確にして(貯金・出会い・経験など)働いている
- 周囲と一定の距離感で関われる人間力がある
- 目的意識が低い
- 想像とのギャップに耐性が低い
- 生活リズム・共同生活が苦手
リゾバは「行けば誰でも楽しい」わけではありません。しかし、正しい準備と心構えがあれば人生の財産になる経験と回答している人が多いです。
これから挑戦する人は、以下の3つを意識してください。
- 「なぜリゾバをしたいのか」を明確にする(貯金/経験/出会い)
- 寮・勤務条件・周辺環境を必ず確認する
- 不安があれば担当者に遠慮なく質問する
この3点を意識するだけで、ほとんどのトラブルは未然に防ぐことができるはずです。

